あの時、おじさんが声をかけた時、デビ君はおじさんの事を
新しいご主人と認めたのか、家につれて帰っても落ち着いた
ものだったんだって。
デビ君はご主人に忠実、というより、ご主人にのみ忠実な子
だったようで、おじさん以外の家族にはあまり見向きもせず、
ただ、おじさんの側に寄り添っていたそうです。
おじさんが用事をしているときも、何をするでもなく、ただ側に
座ってじっと、おじさんの用事が終わるのを待っていたそうで、
よく、座ったまま眠そうに体をゆらゆらとさせていたんだって。
おじさんが出かけるときは、一日中、窓の前に座って、ご主人
の帰りを待っていたみたいです。
家族の方が声をかけても決して、動かず、ただじっと、待って
いたとおじさんは言ってました。
奇跡のような出会い、そして、立派な忠犬ぶり、何だか僕じゃ
かなわないなぁ~。
でも、そんなデビ君もお散歩のときは態度が豹変したらしく、
まさに猪突猛進、我が道を行く、といった感じだったらしく、
おじさんも、この時ばかりは大変だったみたい♪
その後、3ヶ月ほどの間、おじさんとデビ君はとても幸せな
時間を過ごしたそうです。
でも、それからしばらくして、デビ君は旅立ちました。
実は教会に来たときにはすでに病気を抱えていたらしく、
おじさんは、その事を承知で、デビ君を引き取られたそう
です。
短い間だったけど、本当に幸せな時間だった、とおじさんは
いっていました。
きっと、デビ君もそうだったのでしょう、最後は穏やかに・・・
おじさんの腕に抱かれて眠りについたそうです。
きっと、おじさんを心から信頼していたんだろうな、そして、幸せ
だったんだろうな、短い間でも、きっとデビ君は救われたんだろ
な、僕はそんな気がします。
僕もパパやママの事を誰にも負けないくらい愛してるもん!
パートナーを得たワンコは皆、同じ、誰よりもご主人を愛してる・・
きっと今頃、デビ君は虹の橋で、おじさんと再開するのを待ちわ
びているんだろうなぁ~
そして、おじさんをしっかり見守っているんだと思います。
ただ、じっと座って、体をゆらゆらさえながら・・・
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